トモダチゲーム3巻10話
『と…突然だけど、ここでゲーム終了だよ~』
のネタバレです。
10話はコミックス3巻に収録されています。
※ネタバレ注意
10話のあらすじ(ネタバレ)
3つの仕掛けの種明かし
前回、裏切り者が美笠だ、という事をあぶり出した友一。
その方法はの1つ目は…
1つ目・陰口ペーパーの有効活用
- 第三ピリオドで「沢良宣が友一を好き、美笠と付き合っていた」という暴露が出た時点から、
友一の作戦は開始していた。- 陰口ペーパーに指示を書く。
- それを沢良宣に渡し、沢良宣はそのペーパーに書かれた指示通りに動いていた。
確かに映像をよく見ると、第四ピリオドで友一は紙を2枚とり、ペンを持っている。
そしてボックスから出てきてから、「俺は白紙で入れた」と宣言し、沢良宣の肩を軽く叩く。
(引用元:トモダチゲーム5話)
この時、沢良宣にメモを渡していた。
だが沢良宣が裏切り者の可能性もある為、友一は彼女に対しテストも行っていた。
友一「俺が陰口ペーパーに書いた最初の指示は」
友一「このピリオドで昔、放課後に話した…」
友一「“俺とお前2人だけの秘密の話”を陰口として出せ、だ」
- 2人だけの秘密→第4ピリオドで出た
“友一は一週間風呂に入らなかったことがある”(沢良宣提出)- これにより、同じく第4ピリオドで出た
「沢良宣は整形」という内容=沢良宣は書いてない=沢良宣は味方だ、とわかる。
- これにより、同じく第4ピリオドで出た
(引用元:トモダチゲーム10話)
同じ方法で、第5ピリオドで援助交際を暴露されたゆとりにも指示を出していた。
指示の内容は――
「沢良宣は味方だ、だが裏切り者をあぶり出す為に、沢良宣とは不仲である芝居を続けてくれ」
「第6ピリオドでは、お前しか知らない沢良宣の暴露を陰口ペーパーに書いて出せ」
- ゆとりしか知らない沢良宣の暴露→第6ピリオドで出た
「沢良宣は男物のボクサーパンツ着用」(ゆとり提出)- これにより、同じく第6ピリオドの、
「美笠は年齢詐称」=ゆとりは書いていない=ゆとりは味方だ、とわかる。
- これにより、同じく第6ピリオドの、
そして同じく、第5ピリオドで沢良宣に出した指示は―――
「この回、陰口は入れるな」
「お前とゆとりしか知らない陰口が出たら、ゆとりは味方確定だ」
「だがケンカは続行せよ」
- 沢良宣は第6ピリオドは白紙。
- 「美笠は年齢詐称」=沢良宣も書いていない
- つまり、美笠の年齢詐称を書いた人間=美笠or四部=どちらかが裏切り者
という式が成り立つ。
(引用元:トモダチゲーム10話)
しかし第5ピリオドからは、美笠が沢良宣にべったりだった。
ペーパーを渡す隙などなかったはずなのに…
2つ目・陰口ボックスに入る順番の誘導
友一はボックスに入る順番を調整することで、指示ペーパーを渡す隙を作っていた。
(引用元:トモダチゲーム10話)
- 第6ピリオドで美笠がボックスから出ると、友一が沢良宣をビンタしていたシーンで
ペーパーを渡していた。- 残った裏切り者候補は四部と美笠
- 四部はスペシャルチャンスで名乗り出た為、除外。
- 裏切り者は「トモダチゲームに申し込んだ」という大きな秘密を持っているはずだから、名乗り出る事など出来ない為。
結果、美笠が裏切り者、とあぶり出す事に成功。
しかし、陰口ペーパーは一度に何個でも何人でも書いていいはず。
(引用元:トモダチゲーム10話)
友一の作戦は成り立たない…と異議を唱える美笠。
しかし、友一には最後の仕掛けが残っていた。
3つ目・ネームプレートの回収
自分(友一)が信頼するかわりに、友情の証としてネームプレートを渡してほしい、と
3人には頼んでいた。
(引用元:トモダチゲーム10話)
確かに、途中から全員のネームプレート(裏に借金額の書かれたもの)がなくなっている。
その友一の発想の“根”の部分に驚いた、という運営女のB。
- ネームプレートを渡せ→渡さなければ信用しない。
- 沢良宣から受け取る→ゆとり・四部も渡さざるを得ない状況に追い込む
ネームプレートは友情の証、というより人質だと話す。
※ネームプレートは本人以外が見ると、借金額が倍になるというペナルティがある。
「そう、彼の発想の根にあるのは“悪”」
「金の力と怖さ…そして人の弱さを知り尽くした…ね」
- さらに決定打となったのは、美笠のらしくなさ、だった
- 最後のピリオドで、美笠がボックスに入っている間に四部には真実を話していた。
- あの時の不自然な四部の笑顔は、彼なりに動揺を誤魔化しているつもりらしかった。
(引用元:トモダチゲーム9話)
バカな四部に、美笠は本気でキレるような奴ではなかったはずだ、と。
そうしてゲーム終了…のはずだが
裏切り者を見つけたのはいいけど、まだ沢良宣の1人負けは変わらない。
それを打破する為に、友一はマナブに何か耳打ちをする。
耳打ちの内容を真実、と判断したマナブ君がゲーム終了を突然宣言する。
耳打ちの内容は…
第7ピリオドで嘘の陰口を提出した、というものだった。
それにより、友一は嘘のペナルティが下りトップへ移動。
(それまでトップだった沢良宣の一歩前=ゴール)
- 納得のいかないメンバー達。しかし友一はどこか寂しそうに「これでいいんだ」と言い通す。
- 自分という人間がどういった人間なのかをつくづく思い知らされた、友一。
- 本当の自分を知られれば、皆と友達でいられなくなると思って隠していたらしい。
また、秘密を暴露され落ち込んでいたゆとりに、友一が耳打ちした内容は
「だって、俺は過去にお前とは比べものにならないくらい、ヒドイ事をした事があるから」
(引用元:トモダチゲーム6話)
だった事が判明。
そんな友一の“本性”、“ヒドイ事”とは―――
「実は四部誠は過去に人を殺している…あれが嘘だったんだ」
「本当は…本当はな…」
「俺だったんだよ、過去に人を殺したのは……」
友一は一人、第3ゲームへ
自己犠牲のヒーロー気取り、と挑発するマナブに、
友達がいない次のステージでは、本性を出せる、と強気の友一。
殺人を知った、友人達の反応は――?
10話の考察・感想
ついに第2ゲームが終了です!
途中から裏切り者視点で物語が進んでいきましたね。
美笠は完璧だったのだろうけど(最後の泣き落とし作戦はどうなのかな、とも思いますが…)、
友一はさらにその上を行く策士だったようです。
そして明らかになった、友一の本性!
またおっかない顔を見せてくれましたね。
(引用元:トモダチゲーム10話)
運営に喧嘩もバッチリ売った事ですし、今後はどうなる事やら…。
しかし友一だけで第3ゲームへ行くとなると、他の4人はしばらく出てこないのでしょうか?
それはそれで寂しいような…
いずれにせよ、今後の展開が楽しみですね!