トモダチゲーム76話(原作:山口ミコト、漫画:佐藤友生)
「最後だな」
のあらすじネタバレと感想&考察です。
第76話は2020年4月9日に発売された別冊少年マガジン5月号に掲載されており、2020年8月7日発売のコミックス第16巻に収録される予定です。
ネタバレ注意
トモダチゲームはストーリーの性質上、1話から順に読んだ方が楽しめます。まだ未読の方はネタバレにご注意の上ご覧ください。
本記事のネタバレは読まずに絵付きで読みたいという方は以下からご覧ください。
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トモダチゲーム76話のネタバレ【あらすじ】
「心木ゆとり」によって絶体絶命に陥り、地に倒れ伏した「四部誠」の前に現れたのは、裏切り者であり、運営側の人間であると言われた「沢良宜志法」だった。
ゆとりを一喝する志法に対して、ゆとりは自らの名を呼ぶなと言う。
ゆとりはかつて自らがいじめられる原因となった名前を嫌っていたのだった。
だが、志法はしつこく、彼女に聞かせるようにゆとりの名を呼び続ける。
ゆとりは自らの名を呼び続ける志法に怒りを露わにする。
「ゆとりって呼ぶなって言ってるだろ!この暴力ゴリラ女!!」
そんなゆとりに対して全く怯まない志法。
「うっさいゆとり!ゆとりにゆとりって言って何が悪いのよゆとり!!」
まるで子供の喧嘩のようなやり取りであったが、その言葉に含まれた迫力は「魅嶋靖」らを圧倒した。
そして、二人は互いが相容れないものであると改めて認識し、戦闘態勢を取る。
しかし、志法はゆとりと刃を交えることなく、倒れ伏した誠の手を掴み、その場からの逃走を謀った。
志法はゆとりを挑発して時間を稼ぐことで、誠の体の自由が利くようになるのを待っていたのだった。
そして志法はその場にいた靖たちを連れて、逃走したのだった。
逃げていく背中を見つめつつ、「須原岳」は自らの詰めの甘さを反省する。
だが、ゆとりはその様子を諫めた。
再び志法がゲームに参加するなら、もう一度策略を練り直す必要があると言う。
そうでないと、ゆとりが皆を「トモダチゲーム」に巻き込んでまでやりたかった目的が果たせないというのだ。
そして、ゆとりはこれから志法たちが取るだろう行動を逆手に取る作戦を実行する。
「沢良宜志法」は裏切り者ではなかった!彼女が共有した情報とは?
見逃されるような形で逃げおおせた志法一行。
誠は志法に対して一つだけ確認の質問をした。
「お前は…味方ってことでいいんだよな?」
その言葉に対して、志法は肯定する。
肯定の言葉に安心した誠は、彼女を抱きしめるものの、抱きしめた時間の長さに思わず志法が誠を殴り倒す。
だが、その殴られた痛みすら、誠にとっては「いつもの」証だった。
そのいつもの証こそが志法の存在が、自分の知っている志法が嘘ではない証拠となっていた。
ゆとりの現実を突きつけられた誠にとっては、それこそが嬉しいことであると語った。
そして、誠を始めとしたその場にいる参加者が、志法との情報共有を求めた。
志法はそれを了承し、知っている全ての情報を公開した。
その内容は「ミチル」をして「想像以上に面倒」だと称された。
事情を理解した靖ら。
次の質問は「運営に拘束されていた志法がなぜ参加者としてここにいるのか」であった。
その理由は、
「『片切友一』のチームの一員が行方不明になったから、その代理で参加しろ」
との運営からのお達しであった。
行方不明になっているチームの一員とは「紫宮京」、そして「海堂聡音」だと明かした。
そして、その二人は最悪死亡している可能性もあるのだと語った。
志法は後半戦のモニタリングを行っていたわけではないため、詳しくは知らないと前置きの上で話し始めた。
行方不明及び死亡の可能性を示唆された二人は、灯台の近くの崖から海に落とされたのだという。
落とされた二人の行方は知れず、原因も調べられている。
運営は二人のゲーム復帰の可能性は絶望的であると判断し、京の代わりに志法がゲームに送られたということだった。
志法は京らが落とされた原因を、自分がゆとりの話をしたからではないかと考えたが、靖は京がそんなへまをするような人間ではないと否定をする。
だが、その眼にはあからさまな怒気が含まれていた。
靖は京を気に入っており、気に入った人間が他人に手を出されることを極端に嫌っていたのだった。
ミチルはそんな靖を諫めるように手刀を食らわせたが、彼女は靖を諫める気は無かった。
単に「やるならちゃんとぶっ殺せ」と発破をかけただけだった。
ミチルの見立てでは、京は間違いなくゆとりに崖から落とされたのだと考える。
だが、その弔い合戦をしようと真正面から勝負を仕掛けても、亡者や岳らに阻まれて無駄死にするだけだろうと推測された。
次に一同が抱える疑問は「なぜ亡者たちはゆとりに従うのか」だった。
その原因は岳にあると志法は言う。
岳は非常に高い武力と財力を持ち、一発一億円もするという亡者を殺す弾丸「赤の弾丸」を自由に使えるのだ。
その圧倒的な武力を用いて岳は亡者を無理矢理従えていた。
だが、それは裏を返せば、赤の弾丸さえ奪ってしまえば、亡者たちによる岳への反乱を促せるということであった。
裏切り者は誰?本当の裏切り者は「美笠天智」?
その言葉を聞き、岳がどうにかできるならと改めて協力を受け入れる「梅子」と「桃菜」。
だが、二人が協力をしたところで、結局もう一人いるというゆとりらの仲間、「裏切り者」の存在がある限りはゲームの攻略すら困難になると言われた。
では、裏切り者は誰なのか。
志法がかつて京に喋った情報と同じものを共有したため、誠は裏切り者ではないと判断された。
そうなると残る裏切り者候補は「片切友一」と「美笠天智」に絞られた。
特に天智はトモダチゲームを憎んでいるものの、トモダチゲームに皆を巻き込んだ当事者なのだ。
仮に天智が裏切り者であった場合、手強いのか。
ミチルに浮かんだ質問はこうだった。
それに対して志法は
「手強いと思います」
と答えを返す。
その理由として挙げられたのが、彼が学校一の秀才であること、そして「復讐のために一年以上も志法をストーキングする」ような執念深さだった。
天智を裏切り者であったとする場合、敵の布陣は厳しいものになる。
それを乗り越えるためには、強力な助っ人が必要になるという結論に至った。
そして、強力な助っ人として名前が挙がったのは、「片切友一」。
彼を仲間に引き入れるため、志法たちは行動を開始した。
志法は内心で歓喜した。
別れてしまった友一と、誤解を抱いたまま出会えなかった彼ともう一度会えることに。
そして、彼の誤解を解くチャンスを与えられたことに。
涙を浮かべた志法は、友一と合流せんと森の中を走った。
「片切友一」と「心木ゆとり」が接触!騙される友一!?
場面は変わる。
二人の男女が森の中で再会した。
息を殺して茂みに潜むのは、志法らが捜す「片切友一」と、志法らと敵対する裏切り者「心木ゆとり」。
志法らに見せていた醜悪な素顔を隠して、のうのうと再会を喜ぶゆとり。
健気にも「私…友一がいてくれれば何も怖くないよ」とまで言ってのけた。
ゆとりは岳に襲われたふりをして、偶然そこにいたという友一に縋ったのだ。
そして、ゆとりは話し始める。
志法がまたゲームに参加していること、天智が志法を裏切り者だと言っていたこと、京と聡音を海に突き落としたことを。
その言葉に対して流石に友一も訝しむ。
裏切り者とはいえ人殺しをするのか、そんな手強いタッグを一人でどうにかできるものかと。
しかし、そんな問答を行う二人の前に、岳が通りすがる。
ゆとりを探す岳は、逃げられたことを「依頼者」である志法に伝えねばと立ち去った。
その言葉を聞いた友一は、志法が岳の依頼者であり、志法が岳を使って京と聡音を殺すような真似をしたのであると完全に思い込んだ。
「沢良宜…最低だな」
友一の口から吐き出された志法への罵り言葉。
ゆとりは彼の言葉を耳にしながら、醜悪な笑顔を胸の中で浮かべたのだった。
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トモダチゲーム76話の考察&感想
絶体絶命であった四部誠らを救った沢良宜志法。
ここから本当の裏切り者であった心木ゆとり打倒作戦が展開されます。
運営側の人間であると思われた志法でしたが、本当は誠らの味方であり、裏切り者ではないと自ら証言します。
裏切り者は二人いると言われていますが、まだもう一人の裏切り者が誰なのかも明かされておりません。
もう一人は美笠天智であると推測されているものの、彼はトモダチゲームを憎んでもいます。
その真意とは一体何なのでしょうか。
また、天智は本当に裏切り者なのでしょうか。
天智の心中が見えないことが若干不安を煽ります。
そして、打倒心木ゆとり作戦に必要不可欠なのが、物語の主人公「片切友一」です。
志法らは彼を仲間に引き入れんとしていますが、先にゆとりに接触され、ゆとりと岳によって志法が裏切り者であると思い込むよう誘導されてしまいます。
ですが、実はこのシーンの友一、筆者はゆとりに騙されておらず、ゆとりに騙されているふりをしているのではないかと考えています。
その理由は「友一があまりに不自然にゆとりと接触している」からです。
友一は「たまたま」近くにいたと発言していますが、偶然にしては出来過ぎているように見えます。
接触しようとして近くにおり、偶然を装ってゆとりに接触したのではないかと思われます。
また、岳がゆとりらの目の前でうっかり情報を喋るシーンですが、実力者であることがわかっている岳がそんなへまをするような人物だと友一が考えるでしょうか。
自ら詰めが甘いと反省するシーンはあるにしろ、基本的には強者として描写される岳が、そんな簡単なミスを犯すと考えるのでしょうか。
情報もわざわざ固有名詞といった重要な部分をあからさまにしているため、わざとらしいようにも見えるでしょう。
もし本当に友一が岳の情報を全て本当のことだと考えているのだとしたら、友一が今までの印象から大きく逸脱したかなり間抜けな人物になっているとしか思えません。
以上の事から、友一はゆとりの一連の行動を目撃しているか察しており、ゆとりを追い詰めたり情報を吐かせるためにわざと騙されたふりをしている可能性があると思われます。
ここからしばらく続くだろう友一がゆとりを守ったり、志法と敵対するシーンは後のための布石であり、今後ゆとりを陥れるための準備であると考えられるのではないでしょうか。
今後、友一がどのように動いていくのかが気になるところです。