トモダチゲーム80話(原作:山口ミコト、漫画:佐藤友生)
「人間狩り(プレーヤーキル)」
のあらすじネタバレと感想&考察です。
第80話は2020年9月9日に発売された別冊少年マガジンに掲載されており、コミックス第17巻に収録される予定です。
ネタバレ注意
トモダチゲームはストーリーの性質上、1話から順に読んだ方が楽しめます。まだ未読の方はネタバレにご注意の上ご覧ください。
本記事のネタバレは読まずに絵付きで読みたいという方は以下からご覧ください。
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トモダチゲーム 第80話のネタバレ【あらすじ】
一人、洞窟の中に座る男がいた。
「トモダチ殺し合い(バトルロワイヤル)ゲーム」中一度もカメラに映りもしなかった男。
プロ潜伏者(ストーカー)とも言われ、裏切り者であると考えられた男。
その名は「美笠天智」。
洞窟内に響き渡るアナウンスを聞いて、彼はとうとう重い腰を上げた。
最終決戦が迫る中、天智は決断する。
「最後の審判」を始めるということを。
ついに始まる志法とゆとりの最終決戦!志法が提示する利益とは?
舞台は整い、「沢良宜志法」は「心木ゆとり」との最終決戦を目前としていた。
志法と「四部誠」の士気は十分だったものの、彼女を見る仲間たちの目は冷ややかだった。
その理由は、志法の側につくことへの不利益だった。
ゆとり側は実力差があるとはいえ、人数は3人。
対して、志法の側は寄せ集めとはいえ6人。
戦闘を行って勝ち目がないということはない。
だが、トモダチ殺し合い(バトルロワイヤル)ゲームのクリア定員は5人であり、志法の側が勝利したとしても1人は必ず失格になってしまうのだ。
志法のチームは寄せ集め故に2人×3のグループであったことも災いし、相棒が一人犠牲になる可能性を孕んでいることも不利益でしかない。
ならば、ゆとりの側に裏切ったほうが、圧倒的に気楽になるのではないかと、「ミチル」は言った。
次にミチルが求めたのは、志法の下で戦うと決意することが出来るようなメリット。
だが、志法には彼らをまとめ上げられるようなメリットなど提示することは出来なかった。
その代わり、彼女が提示したのは一つの大きなデメリット。
志法は自分を裏切った人間の足をへし折り、亡者の餌にすると宣言した。
その行為が出来るのだと裏付けるように、志法の蹴りはあっさりと立木をへし折って倒して見せる。
だが、それは悪手ではないかと、監視室で「南理タケシ」が笑った。
志法の力で押さえつけるという恐怖での支配。
それは諸刃の剣でしかない。
一時的に全員を無理矢理束ねることが出来たとしても、やられたほうに抱かれるのは圧倒的不信感。
下手をすれば最悪の状況での裏切りを招くとタケシが彼女を嘲笑う。
普段ならば志法が取るはずのない手段を取る理由は、亡者の餌食になったと思われる「片切友一」が関係していた。
彼が残した言葉「どんな手段を使ってでも、トモダチゲームをクリアしてくれ」という一言が、志法の中に残っていたのだった。
だが、その言葉に支配された志法は、どんなことを使ってでも勝ち残るという冷徹さを手に入れたと同時に、人の心情を理解するような冷静さを欠く結果になっていた。
そんな志法を苛立ちも露に叱咤したのは、彼女の友人でもあり味方である誠だった。
プレイヤーキルタイムスタート!狩猟者もゆとりも動き出す!
「マナブくん」のアナウンスが広がっていく禁止エリアを読み上げる。
それを地図と照らし合わせて確認しているのは、運営側の人間であり、フィールドに投入された狩猟者の一人である「玉井レイコ」。
トランシーバーで同じく運営側の人間であり、フィールドに投入されたもう一人の狩猟者である「水瀬マリア」と連絡を取っていた。
禁止エリアは島の外周から徐々に中央に向かうように増える、故にプレイヤーたちは島の中央に行かざるを得ない状況になるのだ。
レイコは島の東側を陣取るゆとり陣営を、マリアは島の西側を陣取る志法陣営をターゲットとして設定した。
マリアは引き連れた亡者たちに作戦を説明する。
作戦と言っても簡単なもので、「先行したマリアがプレイヤーを黒の弾丸で打ち抜き、それを亡者たちが餌食にする」というもの。
二丁拳銃を構えたマリアは、楽しそうに宣言した。
「さあ…楽しい楽しい人間狩り(プレーヤーキル)の始まりだよ。」
禁止エリアの宣言が終了し、場面は転換してゆとりの陣営に変わる。
運営が島の中央に向けて全員を集めたいことはすぐに察することが出来たようだった。
メンバーは3人ではあるものの、負けることはないと言う「真次」。
負けないならば、普通に勝つだけでは駄目だとゆとりは返す。
拾った小枝で地面に友一のイラストと名前を繰り返し、何度も描きながら彼女は続ける。
「ギリギリまで時間をかけて、精神も身体もボロボロにしてから、皆殺しにしなきゃ。」
ゆとりは薄ら笑いを浮かべて、手にした小枝をへし折った。
ゆとり陣営の提案!勝利までのラストチャンス!?
「誰か、いませんかー!!」
ゆとり陣営の一人で、最も戦闘力が高いと見立てられている危険人物「須原岳」が森の中で一人声を上げる。
呼びかけに答えるものは当然居ないのだが、岳はそのまま言葉を続ける。
「沢良宜チームからこちらに寝返る人間を、二名募集します。」
「これは完全な早い者勝ちです。」
「そして…これから自分が10数える間に誰からも応募がなかった場合、二度と寝返りを受け入れません。」
「自分が、全員、確実に皆殺しにします。」
そう宣言して、岳の口はカウントダウンを開始した。
刻々と迫るタイムリミット。
刻限寸前にて、岳の前に姿を現したのは、志法の陣営に与していた筈の「白砂梅子」と「橋本桃菜」。
二人は志法を裏切りゆとりの側につくと宣言したのだった。
梅子は「志法の下に居たら勝てないどころか大怪我をする」と彼女に悪態をつく。
桃菜は「味方にそんなことしないよね?」と甘えたように縋る。
桃菜の言葉に対し、岳は胡散臭いほどに爽やかな笑顔を見せて、「か弱い女性に手を上げない主義」だと言葉を返す。
梅子はその言葉に安堵し、「最後に頼るべきは強くて賢い男よね」と告げた。
そうして行動を開始した梅子たちと岳。
梅子の示す「他の連中の隠れ場所」を奇襲せんと、岳が拳銃を構えて潜伏した。
そんな岳の背後に迫ったのは、他でもない梅子と桃菜だった。
落ちていた枝を手にして、岳に襲い掛かる二人の女。
突然の出来事に思わず拳銃を落としてしまう岳。
黒の弾丸が入った拳銃を桃菜が拾い上げた。
桃菜と梅子は、最初から志法を裏切ってなどいなかったのだ。
だが、岳には彼女たちの行動に不可解なものを見ていた。
なぜ志法を信用するのか、ということだった。
その問いかけに対して、梅子は「あいつは駄目よ、私は嫌い」と返す。
梅子は言葉を続けていく。
「私たちが信じたのは別の男なのよ。」
誠の必死の説得!彼が提示する協力への利益とは?
時は遡る。
志法が立木をへし折って、恐怖での支配を迫る。
その行為に、誠が怒りと苛立ちを露にした。
彼女を殴ろうとした拳は受け止められてしまったが、誠の怒りは止められない。
志法のやっていること、恐怖と暴力で支配をするという行為は、今志法が最も怒りを抱く人物「心木ゆとり」と全く同じことをしているのだと言った。
冷徹な表情を浮かべていた志法の目に、正気が灯る。
誠は志法に「自分の正義を曲げてはいけない」と諭すが、その言葉に割って入ったのは「ミチル」と「魅島靖」だ。
「別に正義を曲げるのはいいんじゃない?」という靖は、「それで勝てるならね」と付け足した。
残念ながら、ゆとりの陣営相手にそれでは勝てない、むしろ同じ暴力で支配されるならより強いほうにつくのが当然であるからだ、と続ける。
暴力で支配するという方法を封じられた志法は、自分がこの陣営を結束させることは出来ないのだと心を沈ませた。
そんな彼女を救ったのは、現状彼女の唯一の味方である誠。
彼は自分たちの陣営が勝利した際のメリットとして「トモダチゲームを潰すこと」を提示したのだ。
トモダチゲームがなくなれば、借金も仲間も帰ってくる、明確なメリットだった。
だが、そんなことは出来ないかもしれない。
出来なかったとき、誠はどうするのか、という責任に対する答えは、意外なものだった。
「それでも、もしできなかったら…ぼ、坊主にしますから!」
デメリットでも、償いでも何でもないその発言。
些細な発言に、思わず陣営内に笑みが零れた。
そうして、誠の提示した条件に乗った4人の協力者たち。
失敗したときは頭だけではなく全身を剃る、その条件で共闘を開始したのだった。
梅子と桃菜の選択!彼女たちが岳と対峙した理由とは?
「馬鹿で可愛い男」を信じることにした梅子と桃菜。
そんな二人に「馬鹿な選択をした」と嘲る岳。
迫り来る岳に対し、拾った拳銃から放つ黒の弾丸で応戦をするものの、いくら発射しても岳には当たらない。
何度撃っても、何度狙っても、岳には一つも当たるどころか、かすりもしなかった。
ねじ伏せられる梅子と、木に縫い付けられる桃菜。
安易なことをしたせいで、不意打ちが全て無駄になったと考えられていた。
だが、桃菜と梅子の目的はそれではない。
彼女たちは岳から拳銃を奪い、その黒の弾丸を無駄に消費することだけが目的だったのだ。
黒の弾丸は、今のところプレイヤーだと岳しか持ち合わせていない強力な武器。
それさえ手に入れれば、志法の陣営にも勝ち目はあると靖は言うのだ。
数の限られたそれは、岳が持っているものだけが全てではない。
大量に持ち合わせた人間が、この島に放たれたばかりだった。
だが、それを奪う方法は簡単ではない、と梅子は心配する。
それができるのはそれこそ岳だけではないのかと発言した。
そこに口を挟んだのは誠だった。
彼は「そんなバケモノじみたことが出来るのが、ウチにも一人いる」と言うのだ。
岳もその作戦に対しては怪訝そうな様子を見せる。
誰がどうやって黒の弾丸を手に入れるというのか。
桃菜が、不敵な笑みを浮かべて答えた。
「ウチのチームにいたのよ、須原岳ほどじゃないにしても、不可能を可能にできる”メスゴリラ”っていうバケモノが…」
その頃、その当のメスゴリラが行動を起こしていた。
沢良宜陣営を叩かんとしていたマリアを足蹴にして、二つの拳銃を奪い取っている。
あからさまに正義の人間とは思えない笑い顔を見せるのは、メスゴリラこと「沢良宜志法」。
彼女は、投入された狩猟者から黒の弾丸を奪い去ることに成功したのだった。
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トモダチゲーム第80話の考察&感想
ついに始まる最終決戦。
追い詰められた志法の心ですが、信頼できる友人の誠のおかげで正気に戻ったような描写がされています。
誠は馬鹿正直であり、裏切りの渦巻くトモダチゲームにおいては足手纏いになることも多かったのですが、今回の話では彼の素直な馬鹿正直さが功を奏した結果となっています。
信用のおける正直さは、時にこのような嘘と裏切りの飛び交う中では光明となるということを示す一話であったと考えられます。
そして、須原岳が存外に詰めの甘い人物であったこと、思ったより薄い警戒心が露になるシーンが見られました。
演技をしていたとはいえ、自分より遥かに身体能力の劣る人物たちに騙されて、策略に乗せられてしまった様子から、筆者のように「ちょっとチョロくね?」という印象を受けた人もいるのではないでしょうか。
もしかしたら自分が圧倒的優位に立っていることによって、僅かながらにも驕りがあって、そのせいであっさりと騙されてしまったのかもしれませんね。
今回気になるのは、冒頭でちょっとだけ映った天智のことです。
最後の審判という言葉を口にした天智は、いったい何をするのでしょうか。
どちらの陣営にどのような影響を及ぼすのでしょうか。
この回ではまだ行動を起こさず、一糸まとわぬ姿で立ち上がって行動を宣言するのみでしたが、今後は積極的に動いていくのではと考えられます。
筆者は天智が亡者の衣装をはぎ取り、亡者のふりをして行動をしているのではないかと前回より睨んでいます。
そのため、亡者が大量投入される現状、もしその説が当たっているのだとしたら行動しやすくなることが予想されます。
叩きのめされてしまったマリア側よりも先に、レイコ側と行動を共にし、ゆとりに接触していくのではないかと筆者は考えます。
また、その際にゆとりに対して友一の安否や友一の存在をちらつかせて、交渉や情報提供に臨むのではないかとも考えられるでしょう。
大量の黒の弾丸を手に入れた志法の陣営。
この弾丸はゆとり陣営に対する決定打となるのでしょうか。
そして、ついに行動を開始した天智はどのように動くのでしょうか。
彼の言う「最後の審判」とは一体何なのでしょうか。
今後の展開が気になるところです。